日本再発見。白川郷の合掌造りの家屋は美しい。
今回は、白川郷に行くのなら外せないノスタルジックな喫茶店をご紹介します。
文化喫茶「郷愁」
民宿も食事処も、合掌造りの家屋で営まれているお店の情報は、あらかじめ白川村役場のHPで地図とともにチェックできます。
その中で気になったお店が「文化喫茶 郷愁」
「郷愁」、白川郷のイメージそのものの名前がついている合掌造りの喫茶店です。
建物は歴史ある合掌造り、入り口は一見しただけではわかりませんが、自動ドアというモダン(?)な作りです。
さらに、入り口横には考える人の像があり、ドアにはたくさんの張り紙があります。
張り紙を見たところ、メニューはコーヒーのみ。寒い時期はホットで、夏はアイスでも、どちらも500円です。
でもここで、気になることが。
張り紙の中に、「大人専用」、「携帯禁止」、「冷房中」、「禁煙」の文字が。
もしかして、気難しいマスターがいるのでは?と思いつつも、不思議な魅力にとりつかれた私たちは店内へ進みました。
いざ、大人専用の喫茶店へ
中に入るとすぐ、マスターにホットかアイスかを告げ、席につきます。
マスターお勧めの全面窓ガラスの席へ。靴を脱いで座椅子に座ると、ほっと落ち着きます。毎日、時間に追われた生活をしているからでしょうか。
足を伸ばして、ふと顔を上げると、風になびく稲穂と青々とした山の姿を拝める特等席でした。
ノスタルジックな音楽が流れる店内で、アイスコーヒーを飲みながら、合掌造りの民宿もお寺も、ゆっくりと眺め、写真に収め、思う存分堪能します。
コーヒーに添えられたひと口のお菓子で、うれしい気持ちになるのは私だけでしょうか。
そして、店内の一面の壁には書籍がたくさんありました。仏教関係の書籍が多く、これが文化喫茶ゆえの特徴なのでしょうか。
贅沢な景色もおいしいコーヒーも落ち着いた店内も、マスターのこだわりのおかげです。
この店内の雰囲気を守るための張り紙で、気持ちよい接客をしてくれるマスターのお店でした。
文化喫茶郷愁を訪れた「白川郷」観光モデルプランもあわせてご覧ください。
お店の情報はこちら
お店:文化喫茶 郷愁
住所:岐阜県大野郡白川村荻町107