東京の喧騒から離れて、たまには体も心も落ち着かせたい。
ということで、やってきた別府温泉。別府の「地獄」は千年以上も昔から、熱湯や熱泥が噴出していて、恐れられていた場所だそうです。
それでは、地獄全部に足を運べないという方のためにもオススメ地獄をご紹介します。一度は実際に目で確かめて、地球の神秘に魅せられてください。
1.海地獄
なんといっても、地獄の中で最も迫力があるのは「海地獄」
海地獄は、別府地獄のなかでも最大の規模を誇ります。「地獄」といっても、鮮やかなコバルトブルーの色をしているので、「地獄」というような怖い雰囲気はなく、とても美しいです。このコバルトブルーの色は、硫酸鉄が溶解しているということで、近づくと硫黄のにおいがぷんぷんします。
小さな神社もあり、お参りもしました。
鳥居の朱色と海地獄の青色がマッチして、幻想的な風景を楽しむことができます。
また、海地獄には売店もあり、家庭のお風呂に入れたら青くなるという海地獄を味わえる入浴剤やなどのお土産品も売っています。私もついつい入浴剤を買ってしまいました。暖かい季節に使うと、色も鮮やかなのでさわやかなバスタイムを演出できそうです。
また、ここで是非味わっておきたいのが、海地獄の青色の温泉でゆでられた「ゆで卵」(5個で300円)です。
座って食べられる場所もあり、いただきました。
固ゆでの卵は、まだ海地獄の熱でほっかほかです。
卵は1個ずつ購入することはできず、5個セットなので残りはバッグへ入れて、旅のおやつになりました。
2.鬼石坊主地獄
坊主地獄は、50年代後半に一度閉鎖され、2002年に約40年ぶりのリニューアルオープンを果たしたそうです。
「坊主地獄」・・・なんともインパクトのある名前です。
海地獄からすぐの場所にありますが、海地獄と違って熱泥が吹き上げている地獄です。静かに地球のパワーがグツグツと沸いているという感じです。
また、至る所に足湯があり、温泉を楽しむことができます。足湯に入れる服装と足を拭くタオルを持参しましょう。
3.山地獄
山地獄は、熱湯・熱泥でもなく、水蒸気が吹き上げている地獄です。こちらも海地獄のような迫力はなく、もくもくと水蒸気があがっているのを観察するという感じです。
広さも狭く、ちょっと物足りないかもしれませんが、山地獄の水蒸気を使っがミニ動物園が併設されていますので、お子さん連れにはこちらも楽しめるかもしれません。
ミニ動物園なので、それほど広くはありませんが、フラミンゴ、ニホンザル、マントヒヒ、ラマ、カバ、アフリカゾウ、インドクジャク、コクチョウの9種類の動物が飼育されていました。
おわりに
時間がない場合は海地獄だけでも足を運んでみてください。そこには地球の神秘を感じる美しいコバルトブルーの熱泉が勢い良く噴出しています。
他の地獄は海地獄に比べると小さめではありますが、海地獄・坊主地獄・山地獄は隣接していますので、時間の無い旅でも楽しめると思います。
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