伊香保温泉街の石段をぶらぶらお散歩しよう

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群馬県には草津温泉・伊香保温泉・四万温泉の「三名湯」という古くから栄えた温泉地があり、石段街で有名な伊香保温泉はその一つです。

そして伊香保温泉を詩人の萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)は「静かな華やかさ」と表現しています。「静か」と「華やかさ」とは相反する言葉ですが、この言葉の意味するものは何なのでしょうか。伊香保温泉街を歩いて、その静かな華やかさを感じましょう。

目次

新宿からバスで約3時間

はとバス

今回は、大好きなはとバスツアーを利用して、新宿から群馬県渋川市伊香保町にある伊香保温泉(いかほおんせん)に向かいます。途中、渋滞もありましたが、約3時間で到着しました。

石段のある温泉街

石段

伊香保温泉街の特徴は、この石段ではないでしょうか。

石段

石段の両側には旅館、お土産屋、射的などの遊び場が軒を連ねています。

伊香保温泉の歴史は非常に古く、万葉集にも記載されおり、最近では映画「テルマエロマエ」のロケ地ともなっています。テルマエロマエを観てみると、猿がバナナを盗んで阿部寛が石段を登って追いかけるシーンで使用されていました。

では、早速、石段を登ってみましょう。

石段

ちなみに石段は365段あります。結構、大変かと思いましたが、両脇のお店などを見ながら上っていると、それほど疲れは感じません。

時が止まっているようなノスタルジックな雰囲気

伊香保温泉街

石段の両側にはお店がたくさんありますが、昭和的な風情を感じます。昭和風を再現しているだとか、古き良き物を残しているというよりは、昭和から時が進んでいないというな雰囲気を感じます。これが、伊香保温泉を象徴する景色ですね。

ふと見てみると、射的屋さんがありました。

射的屋さん

メインの石段から曲がってみると、隠れ家的なお店もあります。なんだかワクワクさせるつくりです。

与謝野晶子「伊香保の街」

与謝野晶子

石段には、与謝野晶子の「伊香保の街」という詩が刻まれています。

榛名山の一角に、段また段を成して、
羅馬時代の野外劇場の如く、
斜めに刻み附けられた 桟敷形の伊香保の街、
屋根の上に屋根、部屋の上に部屋、
すべてが温泉宿である、そして榛の若葉の光が
柔かい緑で 街全體を濡らしてゐる。
街を縦に貫く本道は 雑多の店に縁どられて、
長い長い石の階段を作り、伊香保神社の前にまで、
Hの字を無数に積み上げて、
殊更に建築家と繪師とを喜ばせる。

小間口から源泉をのぞいてみよう

伊香保温泉小間口

石段の下には黄金の湯の源泉が流れる小間口(こまぐち)があります。小間口とは、温泉が流れる本線から各旅館への引湯の際に用いられる湯口の事を言うそうです。

ちなみに伊香保温泉には、「黄金の湯」と「白銀の湯」があります。
戦後、旅館数が増加し給湯量が不足してきたため白銀の湯が開発されたましたが、黄金の湯に比べて湧出温度が低く温泉特有の成分が少なくそもそも効能があるかも疑問なのだとか。

(なぬっ!)

黄金の湯に入りたい。。

足湯で疲れを癒そう

伊香保温泉足湯

石段の途中には無料の足湯があります。目立つ場所にあるためか多くの観光客でいつも混んでいました。ここの足湯が一番広いとのことですが、満員で並ぶこともあるのだとか。

源泉は、昔からある「黄金の湯」です。足湯ですが、じっくり温まると体までポカポカになり足が軽くなり、気持ちまでほっこりしました。

お饅頭を食べよう

温泉饅頭

温泉饅頭は伊香保温泉街が発祥の地なのだとか。

温泉饅頭の有名店もいくつかあります。特に石段の上の方にある「勝月堂」は、湯の花饅頭の元祖ということで大人気で毎日行列ができています。私が訪れたのは夕方でしたので、すでに完売しており、お店は閉店していました。

今回、私たちが訪れたお饅頭屋さんは、「田中屋」です。こちらも行列ができていましたが、それほど並ばずに買うことができました。

しっとりした餡子がたっぷり入っていておいしいお饅頭です。

雄大な自然が目下に広がる

伊香保温泉から見える山

石段を登っていると、足元ばかり見てしまいますが、ふと後ろを振り返ると・・・

そこには山と青空の大自然が広がります。

おわりに

ちょこせにょ

伊香保温泉の石段街には、他にも行ってよかったお店がたくさんあります。ランチのお店、カフェ、温泉については、また改めてご紹介します。

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