私の好きなお菓子の1つに「シュトレン」というドイツのお菓子があります。日本ではおいしいシュトレンがなかな手に入らないのですが、今日は、本場のおいしいシュトレンを手に入れることができましたので、ご紹介させていただきます。
シュトレン(Stollen)はどんなお菓子?
シュトレンはあまり日本ではメジャーではないですが、ドイツのお菓子でこのクリスマスの時期にしか手に入らない特別なお菓子です。クリスマスに食べることから、クリスマスシュトレンとも呼ばれています。
ドイツの東側にあるドレスデンが発祥の地とされており、初めて文献に記録されたのは1450年のこと。もう古すぎてよくわからない!という感じですが、とにかく歴史のあるお菓子であるということです。
シュトレンというのは、ドイツ語で「坑道」を意味する言葉で、このお菓子がトンネルの形(日本語でいうところの「かまぼこ型」?)をしていることから、シュトレンと呼ばれたという説や直射日光が当たらず、適度な湿度を保てることから坑道で保存されたためにシュトレンと呼ばれたという説があるそうです。
あまり馴染みのないお菓子「シュトレン」ですが、きっとこの記事を最後まで読むと、シュトレンを食べたくなりますよ。
シュトレンはどんなお菓子?
一言で乱暴に言ってしまうと、パンとケーキの間という感じです。
小麦粉でできた生地にレーズン、りんご、アプリコット、オレンジピール、ナッツなどが練りこまれており、表面は粉砂糖で覆われています。カロリーは見た目どおり、期待を裏切らない高さですが、一気に大量に食べるものではないので許容範囲ではないでしょうか。
食べ方は、そのままパクっと食べるものではありませんので、5mm程度に薄くスライスしていただきます。
また、かなり長く日持ちするお菓子で、パッケージから開封しなかったら2ヶ月はもちますので、少しずついただくこともできます。
ドレスデンのクリスマスシュトレン
日本ではシュトレンを扱っているお店は少なく、更に美味しいお店を見つけるのは至難の業。こんなにインターネットが発達しているのだから、本場の味もお取り寄せしちゃいましょう。
ということで手に入れたのが、ドイツ・ドレスデンで作られたクリスマスシュトレンです。
ドイツ・シュトレン連盟(そんな団体があるの!!?)が「ドレスデンのクリスマスシュトレン」との名称を許可するのは、伝統に則ったレシピで焼かれたもののみだそうです。(ドイツはマイスター制度があったり、いろんな技術・技術者を守っているというイメージがありますが、シュトレンの伝統も守られているようです。)
そして、こちらは伝統を守って作られた「ドレスデンのシュトレン」。本場本物のシュトレンということで、どのようなお味なのか、期待が高まります。
シュトレン、いただきます!
それでは薄くスライスして、早速、いただきます。
まずは純粋に、おいしい!外国のお菓子の香り(?)は、私には強く感じてしまい苦手なのですが、これは嫌な香りがない。
そして、すごくしっとりしています。(以前、日本のお店で買ったアレは何であんなパサパサしていたんだ?)
レーズン、オレンジピール、ナッツなどがそれぞれ味を豊かにしているし、粉砂糖も多すぎずちょうどいいかと思います。何より、外国のお菓子は嫌いと言っていた友人が喜んで食べてくれたことが嬉しかったです。(ね?シュトレンっておいしいでしょ?)
日本のお店で、これだ!と思えるシュトレンには出会えなかったけれど、このドレスデンのシュトレンなら、クリスマスパーティーや女子会に持っていったら喜んでもらえるんじゃないかな。という感じです。
そして、あわよくば、「こんなおいしいお菓子知ってるの?女子力高いね!」って言われてみたい。(願望)
おわりに
お菓子と言うと、日本ではフランスやニューヨークのものが人気ですが、ドイツの伝統を守って作られたクリスマスシュトレンも季節感を大切にする私たち日本人が取り入れたくなるお菓子だと思います。
今年のクリスマスは、ドイツのクリスマスのように、シュトレンを召し上がってみてはいかがでしょうか。
ご紹介したクリスマスシュトレン
- 店名:ドイツデリカ
- URL:http://doitsu-delika.com
- 値段:小サイズ3個入り 1,650円(ドイツからの送料等込み)
※ ご不明点はお店に問い合わせてみてください。
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