ウィーン国立歌劇場の日本語ガイドツアーに参加しよ

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ウィーン国立歌劇場(Staats Oper)の内部を見学できるというガイドツアーに参加しました。(※トップの写真は夜景ですが、ガイドツアーは日中の開催です。)

ウィーン国立歌劇場はハプスブルク家の威信をかけて建設されたオペラハウスということで、その豪華な内部を一度は見てみたい!と思っていました。

もちろん、現役の劇場ですから、オペラやコンサートなどが開催されており、チケットを購入したら、コンサートを楽しみつつも内部を見学できて良いのでしょうが、私が訪れたのは7月のオフシーズンでした。

7月でも、モーツアルトに扮したオーケストラによる演奏を楽しめるモーツァルトコンサートは開催されているのですが、団体客ばかりだし、静かに音楽を楽しむようなコンサートではないと聞いたので、(演奏中もおしゃべりや写真撮影したりして、ワイワイと楽しむコンサートになりつつある・・・と聞きましたが真実はわかりません。)内部の見学はガイドツアーで楽しもうと思い、今回は、ガイドツアーへの参加を決めたのでした。

日本語のガイドツアーがあるとHPに書いてあったので、メールで問い合わせてみると、日本語ツアーは13時からと15時からの2回開催されており、いずれも所要時間は約40分間、チケットは開始15分前から窓口で現金で購入できるとのことでした。料金は7.5ユーロです。

注)ガイドツアーの時間等は変更になる可能性があるので、訪問する際はあらかじめ問い合わせた方が良いです。

また、日本語だけでなく、ドイツ語、スペイン語、英語のツアーも開催されていました。

当日は特に迷うことなく、(Googleマップのおかげですが。)会場に到着し、チケットを購入しました。

日本語ガイドツアーのガイドさんはオーストリアの女性の方で、日本語がとてもお上手な方でした。

それでは、ささっと内部をご紹介させていただきます。

目次

劇場内部へ

まずは、劇場に入り、観客席から舞台を見ながらガイドさんの説明を聞きました。公演の演目によるけれど、1番高い席は私には手の届かない値段ですが、1番安い席は2000円程度で購入できるのだそうです。(チケットの値段の傾斜?は歌舞伎座みたいな感じかな。)

もちろん、1番安い席はほとんど舞台は見えず、音楽を楽しむだけになるのでしょうが、それでもウィーンフィルの演奏を聞くことができたら十分お得な気がします。

シーズン中でしたら、舞台の幕も上がっていて、公演の準備を見ながらガイドツアーに参加できるそうですが、今回はオフシーズンでモーツァルトオーケストラの公演があるだけでしたので、舞台の上はちょっとさみしい感じでした。

ガイドさんは見学スポットごとに自由に写真を撮る時間もとってくれます。その際は、是非舞台前から客席を眺めてみましょう。出演者の気分で。笑。

舞台から客席を眺めると、客席が迫ってくるように迫力があります。

この客席には、立ち見も合わせると2,000人も入れるそうです。

続いて舞台の裏に

次はステージ裏を見学します。ここのオフシーズンなのでセットはなくさみしい感じですが、舞台裏の広さに驚きました。

ガイドさんの説明によると、舞台と客席を合わせた広さより、舞台裏はの方が広いのだそうです。

オペラやコンサートだけでなく、ここでは舞踏会も開催されているそうです。

舞踏会をする時は、舞台裏・舞台裏・観客席を繋げて、高さを合わせて、1つのホールとして使っているそうです。よく映画やドラマなどで貴族が社交界デビューをして、どこそこのご子息とダンスをするとかいうシーンがありますよね。(私がそういう映画ばかり見ているからかな。)まさに、そういう舞踏会が行われている場なのです。(我ながらわかりにくい説明。)

とにかく、舞台裏は舞台と観客席を合わせた広さよりずっと広いということです。

記者会見のお部屋

次は階段を上がり、記者向けの制作発表などを行うお部屋に向かいました。

こちらは写真の通りとてもゴージャスなお部屋です。もちろん天井まで一切手抜きは無しですね。

ガイドさんによると、このお部屋は一般の貸出も行なっているそうです。

夜の時間帯であれば、2時間で約15万円の料金だそう。美術館やお城も時間貸しを行なっているところは多いですが、意外と良心的なお値段な気がしました。何かレセプションパーティーのようなものを計画されている方は、会場候補にいかがでしょうか。それほど広くはありませんが、素敵であることは間違いなし。

次は、ホールに向かいます。

途中、こんな素敵な場所を通ったり。ため息が出る美しさ。美しすぎます。

一つ一つが丁寧で、一つ一つが細部まで手が込んでいる。

ゴージャスな内装にため息をつきながら、次に向かったお部屋がこちらです。

この時は写真の展示会が行われていました。

シャンデリアもゴージャスだし、「公演が始まるまで時間があるから、シャンパンでも飲みながら展示物を見ましょう。」的なことを言いたい。と妄想が膨らみます。

そして、最後はこちら。

著名な音楽家たちの胸像が置かれています。私はあまり音楽家に詳しくないのですが、有名な音楽家たちがいます。もちろん、この国を語る上で避けることのできないモーツァルトも見つけることができます。

こうして、内部を一通り案内していただいてガイドツアーは終了となります。

ツアーが終わると、お土産屋さんを通って外に出るのですが、お土産屋さんにはサイン入りの写真が飾られていました。オペラに詳しい方は感動も倍以上になるのかな。

おわりに

世界のトップが立つ舞台はとても厳かな空間で、流れる空気も少し違って感じました。

ガイドツアーでは、歴史的な背景なども詳しく説明してくださったので、あまり歴史を勉強せずに訪れた私には興味深かったし、満足度は高かったです。

シーズン中でしたら、もっと舞台の裏側を見学するのは楽しかったのではないかと思いましたので、次はシーズン中に訪れたいと思いました。

これから訪れる方は、もし、オフシーズンであっても、ガイドツアーは十分楽しいですから是非参加してみてください。

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