ベルヴェデーレ宮殿でクリムトの「接吻」の魅力に迫る

  • URLをコピーしました!

19世紀末に、一大センセーションを巻き起こした世紀末芸術のカリスマ、グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の作品を見に、ベルヴェデーレ宮殿を訪れました。

目次

ベルヴェデーレ宮殿

元々は、ハプスブルク家に使えた貴族のお屋敷だったそうです。上宮と下宮があります。

現在、迎賓館として使われていた上宮が世紀末アートが多数展示されている絵画館として使われており、下宮は特別展示会場として使われています。

ベルヴェデーレ宮殿の情報

  • 開館時間:毎日10時から18時(定休日なし)
  • 入場料:上宮のみ€14、上宮と下宮のコンビチケット€20
  • アクセス:地下鉄Schloss Belvedere 駅より徒歩3分(地図は一番下にあります。)

チケットを購入しよう

ベルヴェデーレ宮殿へは、地下鉄で行けますが、街の中心部からUberに乗ってもすぐ着く距離です。到着したら、まずはチケットオフィスでチケットを購入しましょう。

入口の右側にある建物がチケットオフィスです。

チケット料金は、上宮(Upper)のみ€14、上宮(Upper)と下宮(Lower)のコンビチケット€20となっています。

チケットオフィスは2〜3分並びましたが、割とスムーズに購入できました。私は上宮のみのチケットを購入しました。お昼頃には、チケットオフィスの外にも行列ができていたので、あらかじめWEBサイトより購入しても良いかもしれません。

ベルヴェデーレ宮殿 WEBサイト(英語対応)

チケットを購入したら、上宮に向かいましょう。

ちなみに、余談ですが、庭園部分も含めて、ペットは入れません。

ヨーロッパではどこも犬の入場OKな場所が多いですから、犬が苦手な私には助かります。(日本よりヨーロッパの犬の方が吠えないのはなぜでしょう。躾の問題?環境の問題?)

上宮で絵画を見学しよう

私は絵画に詳しくないので、美術館では自分の心にグッと来る絵画を見つけて楽しんだり、誰もが知っているような有名な絵を探したりして、楽しんでいます。

今回もいろいろと気になった作品がありましたので、少しご紹介します。(ベルヴェデーレ宮殿では、撮影禁止マークのついていない作品は撮影OKです。)

まずは、こちらのホール。

人の大きさから高さもわかるかと思いますが、宮殿ですからゴージャスで開放感のある空間です。

天井がとても美しかったです。

それでは、作品を見ていきましょう。

まずは、ウィーンの中心部、シュテファン大聖堂の昔の姿。

大聖堂は変わらないし、その周囲にあるカフェやお土産屋さんがあることも変わらないですね。ただ、今は、そのお店がかっこいいビルになって、H&Mなどのファストファッションも進出してきたということでしょうか。

続いて、オーストリアの景勝地といえばこちら。

ハルシュタットです。

私もハルシュタットに訪れましたが、本当に息を飲む美しさと静けさのある湖でした。美しさに感動して、泣きそうになった湖。

こちらの絵画は1834年の作品です。そんな時代から愛されていて、今も美しさを保っているということですね。

絵画だけでなく、彫刻もありました。よくわからなかったのですが、表情がおもしろい彫刻でした。

こちらは、写真からはサイズ感がわからないのですが、吹き抜けになっている広間の壁にどーんと絵が描かれています。

高さは数十メートルあり、上からのぞいて写真を撮りました。

そして、クリムトの接吻(Der Kuss)へ。

ここに来るまで、クリムトも誰か知らなかったくらいですが、この作品を見てると感動して泣いてしまいました。(よく泣く私。決して、情緒不安定ではないです。笑)

この女性の表情が、なんとも言えない落ち着いた表情で、愛に包まれて身を委ねている安心感のようなものを感じたのです。

こんな風に愛される女性になりたいと思ったし、愛されてふにゃふにゃになりたい、とも思いました。

暗いところにあるのでうまく撮影できなかったのですが、ゴールドの色がキラキラと輝く綺麗な作品なので、是非実物を見ていただきたいと思います。

こちらもクリムトの作品です。カップルが隣でこの作品のマネをしていて、なんだか楽しそうでした。本当に、絵の楽しみ方って決まってないな、というかいろんな楽しみ方をしていいんだな、と思いました。

19世紀末では、こういう性愛をテーマにした作品はタブーだったそうですが、クリムトは女性とエロスをテーマとした作品をたくさん残しています。

私は身近な愛を感じる作品がとても素敵だと思いました。

私の気になった作品を少しご紹介しましたが、もちろん他にもたくさん作品がありますし、クリムトの作品もたくさんあります。

泣くほど感動した「接吻」は、最後にミュージアムショップで、小さいサイズのレプリカを購入しました。この絵が家にあったら、優しさが溢れる家になりそう。

庭園でひと休み

上宮のみの見学でしたが、ゆっくり見学していたら所要時間は1時間30分程度となりました。少し庭園でひと休みをすることに。

庭園はお花の手入れも行き届いていて、とても美しかったです。ベルヴェデーレ宮殿は少し高い位置にあるので、シュテファン大聖堂なども奥に見えました。

おわりに

ウィーンは美術館や博物館が充実していますが、ベルヴェデーレ宮殿にはオススメしたいスポットです。

写真で見ているとそれほど感動しなかったのですが、クリムトの作品はキラキラした色使いをしているので、これは実際に訪れないと美しさがわからないかな、という気がします。

これからウィーン旅行を計画されている方は、ツアーか飛行機+ホテルを予約して、旅行計画を立てましょう。

JTB 海外ツアー
JALパック 海外ツアー

最後に、ベルヴェデーレ宮殿へのアクセスをご案内します。

ベルヴェデーレ宮殿

  • 住所:Prinz-Eugen-Straße 27, 1030 Wien
  • アクセス:Schloss Belvedere駅より徒歩3分

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次