ウィーン観光の中心地「シュテファン大聖堂」へ行こう

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石畳みの道に古い建物が並ぶウィーンの旧市街は、美しく華やかな街並みを楽しめる街です。そのウィーンの旧市街の中心部分にあるのが、シュテファン大聖堂です。ウィーンを訪れる方なら、誰でもその前を通ることになる場所にあります。

私もシュテファン大聖堂を訪れましたので、ご紹介させていただきます。

目次

シュテファン大聖堂(Stephansdom)

シュテファン大聖堂は1147年に建設された大聖堂です。最初はロマネスク教会として建設されましたが、14世紀に王様が「ゴシック様式にしたまえ!」と命令したことにより、ゴシック様式に変えられたそうです。

※ ロマネスク建築は9〜12世紀、厚い壁や半円型のアーチが特徴的。ピサ大聖堂が有名。
ゴシック建築は12〜15世紀、高い天井や尖った塔がある。ノートルダム大聖堂が有名。ヨーロッパで見る巨大な教会はゴシック様式であることが多いと思います。

シュテファン大聖堂もステンドグラスからたくさん光を取り入れられるように高い天井と尖った塔のあるゴシック様式ですね。

主祭壇だけでなく、地下にはハプスブルク家歴代の君主の内臓が入ったツボがあるカタコンベ(お墓のことです。)も見学できます。「内臓が入った壺」って恐ろしいのですが。

シュテファン大聖堂の情報

  • アクセス:地下鉄Stephansplatz駅より徒歩1分
  • 開館時間:6時〜22時(日曜は7時〜)ミサ時は見学不可。
  • 入場料金:無料(塔に登る場合は別料金)

それでは、見学しましょう。

シュテファン大聖堂に行こう

まずは地下鉄に乗って、Stephansplatz駅まで行きます。駅からは徒歩1分で到着する距離です。シュテファン大聖堂は大きな建造物ですから、離れていてもすぐわかるので、私でも迷わずに到着しました。

シュテファン大聖の入口近くには、モーツァルトに扮したコンサートチケットを売っている方がたくさんいます。少し割引にしてくれたりもするので、もし、コンサートチケットを購入したい場合は、話しかけてみても良いかなと思います。

それでは、中に入りましょう。

すごく美しい大聖堂ですが、常にたくさん観光客が出入りしているので、今まで見てきた他の教会とはちょっと違う雰囲気ですね。

それでは、内部を少しご紹介します。

両サイドにある祭壇も美しいです。

メルク修道院のような金ピカな感じではありませんね。

直線的なデザインが天井の高さを際立たせます。

ミサの時間でなければ、奥まで見学できます。

内部の見学を終えたら、景色を楽しみたい方は塔に登ることもできます。

シュテファン大聖堂には南塔と北塔の2つがあります。北塔は、財政難を理由に途中で建設がストップされてしまったため、南塔の方が高いです(約107m)。

ということで、景色を見たい方は南塔へ。

ただ、南塔はエレベーターで上がった後、350段程度の階段を登らなくてはならないので、南塔を選ぶ方は覚悟してください。

もっとお手軽に塔に登りたい方には、エレベーターだけで登れる北塔をおすすめします。北塔の展望台からは、屋根のタイル模様を間近に見ることができます。北塔の高さは南棟より低いですが、景色を見るだけが楽しみ方ではないということですね。

ちなみに料金は、北塔は€5.5、南塔は€4.5かかります。

それにしても、屋根の模様が美しいですし、このように屋根にタイルで模様が描かれている大聖堂も珍しいですね。この模様は見ての通り、ハプスブルク家の家紋です。

余談ですが、ベルベデーレ宮殿で1829年に描かれたシュテファン大聖堂の絵画が展示されていました。

周囲はH&Mが入ったり、アイスクリーム屋さんが入ったりと時代と共に移り変わってきましたが、シュテファン大聖堂はずっと変わらない姿でこの街の中心に在り続けているのですね。私のような旅行者がいろんな思いと共に何世紀もずっと訪れている大聖堂、と考えるとロマン溢れる場所なんだろうな。

おわりに

もし、お時間に余裕があれば、カタコンペなどの有料エリアに訪れてみるのも良いかと思いますが、無料エリアだけでも十分楽しめると思います。

また、シュテファン大聖堂では、夜にコンサートも開催されているので、コンサートに訪れてみても普段とは違った雰囲気を感じられるかと思います。

◯ 関連記事:ウィーンの教会巡り「カールス教会」のコンサートに行ってみよう

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