ウィーンの古楽器博物館〜ハプニング編〜

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ウィーンは世界三大ピアノで有名なBösendorfer(ベーゼンドルファー)の生まれた地ということで、古いピアノや楽器を見ることも旅の目的でした。

しかし、ピアノは割と新しい楽器で、ピアノが普及する前は貴族の子女の嗜みとしてチェンバロをお屋敷に置いて、お稽古をすることが多かったそうです。

チェンバロは楽器としてはもちろんですが、お屋敷に置く装飾品という側面もあったため、とても美しい芸術作品としても、たくさんのチェンバロが作られたようです。そして、そんな美しいチェンバロがウィーンの古楽器博物館に展示されているというのだから行くしかないでしょ!と心躍らせて訪れました。

ウィーンの古楽器博物館は英雄広場に面した新王宮にあります。

古楽器博物館の情報

  • 開館時間:10時〜18時
  • 休館日:月曜・火曜

ここまでは順調に辿り着きました。お得意のGoogleマップのナビのおかげです。

しかし、今回はハプニング編ということで、古楽器博物館の入口までたどり着けたのに、 なぜか古楽器博物館に辿り着けず、怯えて館内を早歩きで駆け抜けたというハプニングをお話しさせていただきます。

目次

博物館に到着

入口はNational Bibliothek(国立図書館) と書かれていますが、博物館に入場するための入口です。

あまり前もって調べてこなかったので、古楽器博物館があることはわかっていましたが、他にも博物館があることは知らずに来てしまいました。(全部で3つの博物館が入っています。)

これが後々の失敗につながります。そう、3つの博物館があるということを知らずに訪れたことが。

チケットを購入して中へ

到着して、窓口でチケット(€15)を購入するまでは順調です。係の方から、この新王宮の博物館だけでなく、他にも入れるチケットだと教えてもらいました。そこで、他にも博物館があることを知りましたが、どんな博物館があるかは聞かずに、古楽器の場所だけ尋ねて教えていただきました。

よくわからないけど、他の博物館も見れるなんてお得なチケットだなぁ、時間が余ったら楽器以外も楽しもうと喜んでいました。

まずはお目当の古楽器を見ようと思い、階段を上がりました。古楽器は3階です。

はい、3階に到着です。

古楽器博物館に着いたはず

あれ、古楽器博物館ですよね?

馬ですが。馬頭琴とかいう感じでもありません。

古楽器は何処へ。まぁ、取り敢えず、ブラッと中を見て回りますか。

あの、怖いのですが。

顔にマスクをした鳥です。不気味です。係の方すら館内に見当たらないのですが。

ちょっと小走りで次のコーナーに。

私は子供の頃から甲冑が苦手です。怖すぎる。

この甲冑コーナーに入ったら全速力で駆け抜けました(以後写真なし。)。だって、誰もいないし、甲冑しかないし、どこ進んでも武器だらけ。これは絶対、夜中に動き出すタイプです。

私が行きたかった古楽器博物館はどこでしょうか。

というか、私は係の方に「古楽器博物館はどこですか?」と尋ねたはずですが、「武器や鎧を見たいです。」なんて物騒なことを言っていたのでしょうか。何をどう言い間違えたのか・・・と自分に不安になりました。

そして、館内マップを発見したところ、3階は武器と古楽器があることがわかりました。私はマップを見ずに勘で進んでしまったため、武器コーナーに来てしまったようです。

誰もいない館内で武器の怖さに怯えて走り回ったところ、武器博物館の中をグルグルと回っていた模様。

「迷う前に地図を見よう、これが一番大事。」と自分に言い聞かせたところで、古楽器博物館に到着したのでした。

海外での失敗は思い出になる

海外旅行って失敗がいい思い出になりますよね。お友達に旅行の感想をお話しする際も、失敗談は楽しく話せるし、笑ってもらえるし、ちょっとした武勇伝(?)になることもありますよね。

そして、失敗すると、記憶にその失敗が深く刻まれて、次はこうしようと学ぶことが多いです。特に語学はそうやって身につけました。

ということで、私は数え切れないほどの失敗を繰り返していますが、そこから学べることも多かったので、今では一人旅を楽しめるようになった気がします。

何でも前向きに捉えられると、旅行の失敗も楽しめますよね。(後で楽しめる範囲の失敗に留めることももちろん大事ですが。)

次回は、古楽器博物館の内部をご紹介させていただきます。古楽器博物館も館内は係の方が2人いただけでお客さんはいませんでしたが、歴史的な楽器は芸術品としてもとても美しく、一見する価値があると思います。

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