ニューヨークの定番観光スポットと言えば、「自由の女神」ではないでしょうか。ニューヨークに行くからには一度は行ってみたい「自由の女神」。今回から2回に渡り、自由の女神の意外な(?)お話と自由の女神を見に行く方法をご紹介します。
今回は、「自由の女神の意外な(?)お話」編をお楽しみください。
自由の女神は世界遺産
自由の女神は、マンハッタンの最南端の沖合いにあるリバティ島という小さな島にあります。独立100周年の記念にフランスから贈られた銅像ということは有名ですね。また、完成から100年を迎えた1986年には自由と民主主義の象徴として世界遺産に登録されています。
また、日本語では「自由の女神」ですが、英語では「Statue of Liberty」といいますので、直訳すると「自由の像」という感じでしょうか。
移民を見守る女神像
自由の女神はのあるリバティ島のすぐ隣には、エリス島という島もあります。このエリス島はヨーロッパなどからの移民がアメリカに入国するために通過した島であり、現在のアメリカ人の40%は、エリス島に入国した移民の子孫といわれています。また、エリス島にある移民局の記録によると、1892年から1954年までの間に、1200万人もの移民が通過したようです。
自由の女神は、そんな移民たちをずっと見守る存在であったということですね。
自由の女神は茶色だった!?
自由の女神は、緑色のような色をしていますよね。しかし、これは表面の銅が雨風の影響を受けて酸化したために、緑色に変色したためだそうです。完成当初は、10円玉のような茶色でした。長い年月をかけて、茶色から緑色へと変化していきました。
自由の女神像の中は空洞!
銅像というと、中が詰まっている(?)ようなイメージもありますが、自由の女神は表面に薄い銅板をまとっているだけで、中は空洞となっています。その空洞に何があるかというと、女王の足元から王冠部分まで、355段のらせん階段が続いています。らせん階段を登ると王冠部分まで上がることができ、展望台から景色を楽しむことができます。また、王冠部分の展望台からは、女王が手に持つ独立宣言書も見えます。
ただ、王冠部分に行くには、予約制のチケットを購入しなくてはなりません。詳しくは、次回の「自由の女神への行き方」編でご紹介します。
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