ロンドンでオペラ座の怪人(The phantom of the opera)を観てきました。
オペラ座の怪人は私の大好きなミュージカルの1つです。
日本で観る劇団四季のオペラ座の怪人も、劇場や衣装が豪華で素晴らしいですが、ロンドンのオペラ座の怪人は日本で観るオペラ座の怪人とは少し違う印象がありましたので、ご紹介します。
TKTSでディスカウントチケットを購入
まずは、ミュージカルを観たい日に、当日券が約50%オフで購入できる「TKTS」へ行きました。(TKTSは日本にはありませんが、グローバルに展開しているようです。)
ロンドンのTKTSの場所は、ナショナルギャラリーのすぐ側にあります(詳細の地図は最後にあります)。
私が訪れたのはお昼過ぎの時間であり、オープンから時間が経っていたこともあり、並ぶことはなくスムーズに購入することができました。
オープン時間の11時30分には行列ができていますが、良い席は早い者勝ちなので、なるべく早く行くのが良いと思います。
店舗前の掲示板で観たい演目をチェックして、カウンターで購入するというスタイルです。
値段を見てみると、ニューヨークのTKTSではほとんどのチケットが半額であったにもかかわらず、ロンドンのTKTSでは3割引のチケットが多かったように思います。私が購入したオペラ座の怪人のチケットも正規料金の3割引でした。
ということで、正規料金72.5ポンドのところ、43ポンドで購入できました。(半額にはならなかったけれど、正規料金で購入することに比べるとかなりリーズナブルです。)
カウンターでは、「オペラ座の怪人、1人」(”The phantom of the opera, for 1″) と言っただけで、その時の一番いい席を選んでくれます。もし、提案された席が好みじゃない場合は、希望を伝えて他の席を選ぶことも可能です。
私はいつもお任せですが、前方中央を提案されているので、満足しています。
今回も前から約5列目の中央の席を購入することができました。
支払いは日本のクレジットカードを使うことができるので、現金がなくても安心です。
荘厳な劇場「Her Majesty’s Theatre」
ハー マジェスティーズ シアターの周辺はカフェ・レストランが多いです。ミュージカル鑑賞には少しおなかを満たしてから向かうことをおすすめします。なぜなら、ミュージカルが終わってから食事をすると遅い時間になってしまうので、レストランを探すのが難しくなるからです。
私も軽く食事をして向かいました。19時30分開演のこトロ、19時に劇場に到着しました。
ミュージカルは会場を前にした時から、その世界が広がっていると思います。
こちらのHer Majesty’s Theatreは、歴史のある建造物だそうで、存在感・重厚感に早くも大興奮しました。
早速、チケットを提示して中に入ります。
こちらの会場では、開演前に少しお酒を飲むこともできます。グラスシャンパンで開演を待つのは、大人の楽しみ。
パンフレットやグッズを購入できるショップもありますので、少し早く会場入りして、開演までの時間を楽しむことをお勧めします。
ちなみに、私はパンフレットを必ず購入することにしています。(後で、他の国の公演と比較すると楽しいのです。)
「オペラ座の怪人」ロンドンと日本の違い
グッズを見たりしていると、開演まであっという間に時間が過ぎました。いよいよミュージカルのスタートです。
私はオペラ座の怪人のファンというだけで、ミュージカルの批評はできないので、ロンドンと日本の違いに注目して感想を少しだけ述べたいと思います。
1 ロンドン版はクリスティーヌと怪人の年の差を感じない
私は日本の劇団四季で大好きなファントム役で大好きなのは、佐野正幸さんです。あくまでの私の感じ方ですが、セクシーでダンディーなファントムという印象を受け取っています。
つまり、、
日本の劇団四季のオペラ座の怪人=セクシー低音ボイスで迫るダンディーなおじさまファントム
セクシーなおじさまファントムが少女クリスティーヌを連れ去ってしまうような印象を受けていました。とにかくファントムがダンディーなのです。きおのファントムの色っぽい声に胸をときめかせたのは私だけではないはず。
しかし、ロンドンのファントムは一味違いました。
ロンドンのオペラ座の怪人=若くて力強いセクシーイケメンなファントム
セクシーだけれど、ダンディーではないという印象です。第一印象は、「ファントム若いな」でした。バリバリと空気が割れるように響く声が、若々しく強いファントムをイメージしました。
もちろん、どちらのファントムも素晴らしく心がときめくのですが、キャストの違いでファントムのイメージはガラッと変わります。
2 衣装・舞台の違い
日本版とロンドン版では、もちろん衣装も異なります。日本の方が豪華だと思う部分もあれば、またその逆もあります。
もちろん、舞台の違いも楽しめます。落ちてくるシャンデリアはロンドン版の方が大きくて迫力があったように思います。また、演出の違いもあり、日本版では無かった描写があったりもします。
そして、ビビりな方には気をつけていただきたいのが、ピストルをパーンと打つシーンがあるのですが、その音がロンドン版は何倍も大きいのです。
私はすぐ驚いてしまうので、1人飛び上がってしまいました。そして、隣の人が私に驚いていて、恥ずかしかったです。
3 豪華なシアター
冒頭でも触れましたが、Her Majesty’s Theatreの豪華さは訪れる価値があると思います。
これは日本のシアターとは違う荘厳で重厚な雰囲気が漂うものなのです。
ということで、シアターを楽しむという観点ではロンドンのHer Majesty’s Theatreは日本の劇団四季には無い楽しみ方ができるように思います。
Her Majesty’s Theatreはオペラ座の怪人専用のシアターであり、オペラ座の怪人の世界観を演出しやすいのかな、と思いました。
いつもより少しだけドレスアップしてハイヒールを履いて、お酒もいただいたり、大人らしい楽しみ方(?)ができたという点でロンドンでオペラ座の怪人を観ることができて良かったです。
海外では、その国でヒットしている演目を観ることももちろん刺激を受けて楽しめますが、日本で観たことのある演目を日本と比較しながら観るということも楽しみ方の一つだと思います。
これからロンドンを訪れる方で、ミュージカルを楽しみたい方は、是非、オペラ座の怪人をオススメします。
オペラ座の怪人Her Majesty’s Theatreへのアクセス
住所:Haymarket, St. James’s, London SW1Y 4QL
TKTSの当日券でも良い席が残ってはいましたが、日本であらかじめ予約する場合はVELTRAのプランを使うとわりと良席をゲットできるようです。
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