前回の記事でご紹介した「聖ペーター修道院」(ザンクト・ペーター教会とも言いますね。)では、礼拝堂を訪れて、オーケストラの練習をまったりと聞いていました。
次は、外に出て、お墓→岸壁の方に向かい、カタコンペを見学します。
お墓をぶらり
まずは、中庭的な場所へ。
よく手入れされている墓地では、お花が咲いていて、明るい雰囲気です。
単なる墓地というより、憩いの場にも近いでしょうか。
穏やかとか、まったりとか、そういう言葉がぴったりな空間です。
ただ、こちらは今も昔と変わらずお墓として使われているので、埋葬されて日が浅いお墓もあります。ちょっと切なくなる。。
観光地ではあるけれど、墓地として現役なことを忘れてはいけませんね。
上の写真の左側の白い建物で覆われている部分もお墓です。
モーツァルトのお姉さんのお墓もある
そして、モーツァルトのお姉さんであるマリア・アンナ(ナンネール)やハイドンの弟のお墓もありました。
1人ずつのお墓ではなくて、複数人での共同のお墓です。
写真では反射して見えづらいですが、奥の木の部分には絵も描かれています。
では、次はカタコンペへ向かいましょう。
カタコンペへ
カタコンペは、岩壁に作られているのではなく、岩壁をくりぬいて作られています。
こちらの岩壁にある建物?がカタコンペです。この建物に向かっていくと、入口はすぐ見つけられました。
こちらも、以前、ご紹介したザルツブルクカードを入口でスキャンしていただけば、無料で入場できます。
では、ちょっと怖いけれど、岩でできた階段を上がって行きましょう。
結構、急な階段です。
手すりにつかまりながら、上がります。(登りはいいけど、下りが怖いだろうな。)
階段を上ると小窓のようなものがあって、外の景色を楽しむことができます。
先程、お散歩したお墓も、上から見るとお花が映えてとても綺麗です。
そして、カタコンペの中はこんな感じ。
既に外とは温度が全く違います。暑い季節だったのですが、ひんやりを通り過ぎて、ひんやりと肌寒いというレベルです。
更に、上の階へ行ってみよう。(3階建のような作りになっています。)
上がって見ると、礼拝堂のような空間になっていました。
山肌の岩壁をくり抜いて作られているので、中はとても暗いです。
窓もあまりないので、外とは全くの別世界。
少しの話し声も反響しています。
カタコンペ(納骨堂)の独特な空気感を感じることができました。
さて、急な階段を下りて、入口まで戻りますか。
おわりに
カタコンペは階段こそ急ですが、広い場所ではないため、見学は10分程度あれば十分かと思います。
岩壁をくり抜いて作られたカタコンペは珍しいものですし、是非、見学したい場所だと思いました。
これから、オーストリア旅行を計画している方は、まずは、ツアーや飛行機と宿の予約から始めましょう。ザルツブルクに行けるツアーを見つけたので、ご参考までにリンクを貼っておきます。
・JTB
・JALパック 海外ツアー
聖ペーター修道院の情報
住所: Sankt-Peter-Bezirk 1, 5010 Salzburg
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