日本の始点「日本橋」をじっくりと眺めてみよう

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日本橋をじっくと眺めてみる

江戸時代、全国各地から商人や職人が集まり発展していった日本橋。その象徴が名橋「日本橋」です。そしてこの日本橋には「道路元標」があり日本の道路網の始点となっています。そんな「始まりの地」を改めてじっくりと観察してみたいと思います。

目次

日本の道路網の始点

橋正面

「日本橋」は東京都中央区の日本橋川に架かる国道の橋です。1603年に造られた当初は木造の橋で、1911年に現在の石造二重アーチとなりました。また現在の日本橋は、1999年に国の重要文化財に指定されています。この日本橋と言えば、安藤広重の「東海道五十三次之内」が有名ですね。天秤棒を担いだ町人と大名行列が橋を渡っている様子が描かれています。

道路元標

ここには、各市町村に道路の始点となる「日本国道路元標」が設置されています。日本橋は出発の地なのですね。

美しい麒麟像

麒麟

こちらは日本橋中央柱の麒麟です。この麒麟は、本来の伝説には無い翼があり飛躍する首都を表しているとのことです。東野圭吾氏の小説「麒麟の翼」に出てくる麒麟の像で生で見ると今にも飛び立ちそうな迫力があります。「麒麟の翼」のシーンを思い出します。

獅子

さらに日本橋親柱の獅子です。こちらは何とも勇ましい姿です。

アーチ

現在は19代目の石造二連アーチ橋で、橋の長さは49m・幅27mです。橋(8×4)にかけて、32個の獅子像があるとか。また、近年は橋のたもとに日本橋船着場が建設されており、日本橋周遊クルーズで橋を下から楽しむことができますよ。

問題はやはり高速道路

橋内部

やはり日本橋の一番の問題は、高速道路に覆われてしまっていることでしょう。これまで高速道路を移転されるなどの議論もあり、長年都市景観の在り方が問題となってきました。2006年には「日本橋川に空を取り戻す会」で、高速道路を地下に移設して周辺を公園などに変える再開発構想がまとめられましたが、約5000億円もの莫大な費用が掛かることから実現には至っていません。

青空が眺められる日本橋が来ると良いですね。

周辺を散策してみよう

東証

日本橋周辺を散策してみると、東京証券取引所や野村證券があり日本を代表する金融街となっています。また、江戸時代には全国各地から商人や職人が集まり商店が軒を連ね発展してきたことから、現在も三越や高島屋などの百貨店やコレド室町などお洒落な建物があります。道路標識でよく見る「東京まで○○km」と書かれているのは日本橋までの距離を表しています。

ここ日本橋は日本経済発展の象徴であり、観光・・文化・グルメを楽しめる場所となっております。

皆さま一度ご散策下さいませ。

 

 

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