日本が世界に誇るスキーリゾートとして人気のある「白馬八方尾根スキー場」と「ニセコグランヒラフ」。どちらに行っても満足できるウィンターリゾートであることは間違いないですが、どのような違いがあるか、どのような目的の旅行に向いているかご紹介します。
白馬八方尾根スキー場の注目ポイント
- 1998年開催の長野オリンピックの会場
- 山頂1,831mからの景色がとにかく美しい
- 最長滑走距離8,000mの長距離コース
ニセコグランヒラフの注目ポイント
- 極上のパウダースノー「シルキースノー」を体験できる
- 羊蹄山の眺めが美しい
- レンタルショップが充実
まずは、各スキー場の広さ、標高、コース数などの概要を比較します。
白馬・ニセコの広さ・標高・滑走距離等の比較
白馬八方尾根 | ニセコグランヒラフ | |
---|---|---|
営業日 | 12月~4月頃 | 12〜5月頃 |
スキー場開設年 | 1928年 | 1961年 |
総滑走面積 | 220ha | 135ha |
標高 | 760〜1,831m | 260〜1,200m |
最大傾斜 | 37度 | 40度 |
最大滑走距離 | 8,000m | 5,300m |
コース数 | 16 | 22 |
コースレベル比 | 初級:30%, 中級:50%, 上級:20% | 初級:45%, 中級:28%, 上級:27% |
ゴンドラ・リフト数 | ゴンドラ:1基 クワッド:5基 トリプル:3基 ペア:13基 | ゴンドラ:1基 クワッド:4基 ペア:7基 シングル:1基 |
スキースノボ比率 | スキー60%, スノーボード40% | スキー60%, スノーボード40% |
白馬八方尾根スキー場の方が広さがあり、標高が高いですが、ニセコグランヒラフも十分な広さがあります。そして、どちらも雪質は極上ですが、少し違いがあります。次は、雪質の違いについて見ていきます。
雪質(良質なパウダースノー)比較
白馬もニセコも、日本×パウダースノーを掛け合わせた造語「JAPOW(Japanese powder snow)」が楽しめる場所として、国内のみならず海外からも人気があります。どちらも湿り気の少ない、サラサラとした雪質で、世界中からファンが訪れるというのも納得です。
しかし、特に雪質にこだわりたいのであれば、私はニセコグランヒラフをおすすめします。
ニセコは降雪量が多く、シーズン中は新鮮なパウダースノーを楽しめます。気温が低く、雪が乾燥しやすい地域ではありますが、ニセコの雪は適度な乾燥で少ししっとりしており、きめ細やかな雪で「シルキースノー」と呼ばれています。
パウダースノーの下に固い雪があったということはなく、山全体がパウダースノーに包まれた、まさにパウダースノー天国です。
どちらも雪質は素晴らしいですが、シルキーパウダースノーを体験してみたいなら、ニセコグランヒラフがおすすめです。
白馬とニセコの積雪量
(単位:cm) | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 |
---|---|---|---|---|---|
白馬八方尾根 | 160 | 210 | 240 | 200 | 170 |
ニセコグランヒラフ (標高1,000m地点) | 255 | 345 | 400 | 300 | 165 |
ニセコは積雪量がとても多いです。ふわふわのパウダースノーで山が覆われていて、表面だけでなく奥まで良質な雪なので、滑ってみたらジャリジャリしたということはありません。
コースからの景色の比較
スキー場からの景色を比べると、私のおすすめは白馬です。
白馬八方尾根の山頂1,831mからの景色は、山々を見渡すことのできる絶景です。
また、例年、12月下旬から3月末まで「コロナエスケープテラス」というコロナビールを楽しめるテラスがオープンしています。
このテラスは標高1,400m(ゴンドラのアダム山頂駅すぐ)にあり、白馬の街並みと北アルプスの山々を眺められる、まさに絶景を味わう場所です。贅沢に景色を楽しむのであれば、白馬の景色はおすすめです。
一方、ニセコの景色はまた違った魅力があります。ニセコグランヒラフは山脈の中にあるスキー場ではなく、開けた景色の中で、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を眺めながら滑走することができます。ランチや休憩の時には、レストランから見える羊蹄山も絶景です。
ニセコでは、白馬のような山脈の中にあるスキーリゾートとは違った景色を楽しめます。
白馬八方尾根スキー場の1,800mの山頂から見える北アルプスの山々はまさに絶景です。
レストラン・カフェ・バー
白馬では、レストランだけでなく、絶景とお酒を楽しめるバーもあります。また、麓ではキッチンワゴンでの軽食の販売もあります。食事の選択肢が多く、かつコースの途中にレストランも複数あり便利です。
ニセコグランヒラフでは、レストランの数は白馬より少なく、コースの途中には1つしかありません。しかし、麓には複数のレストランがあります。ニセコグランヒラフでは、北海道産の牛乳を使ったアイスクリームが店内で作られていたり、特別なデザートを楽しめるのが私のお気に入りです。
冬の雪山は寒いのに、なぜかアイスクリームが食べたくなるんです。疲れた体が糖分を欲しているのでしょうか。
レストランの選択肢は白馬八方尾根の方が多いですが、どちらも十分美味しい食事が揃っています。
レンタルショップとスクール
スキーやスノーボードの道具を持っていなくても、白馬やニセコグランヒラフにはレンタルショップがあります。
白馬では、たくさんの小規模なレンタルショップがあります。
Rentalshop woodyというショップにはいくつか店舗があり、そのうちの1つは、ゴンドラリフトまで徒歩30秒の場所と最高のロケーションにあります。店舗は小さいですが、気軽にスキー・スノーボードを楽しみたい人には十分です。
また、スキー・スノーボードスクールもあるので、初心者の方でも気軽に参加できます。
ニセコグランヒラフには、レンタルショップが2つ(同じ会社で2店舗)あります。まず、ヒラフゴンドラの隣にあるアネックス店には4,000点のアイテムがあり、初心者から上級者まで自分に合った道具をレンタルできると思います。建物も広くて綺麗です。
また、ニセコにもスキー・スノーボードスクールがあります。レッスンを受けたい場合は、メインリフトの1つであるエース第2クワッドの乗り場に近いBase店で受付ができます。道具をレンタルをしてからレッスンを受ける場合は、Base店でレンタルが可能です。
ニセコグランヒラフのレンタル店は、大規模で4,000点揃えています。初心者から上級者まで、自分に合ったアイテムをレンタルできそう。
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