大人気で予約が取れない宿「箱根吟遊」の滞在記録。前回は、絶景露天風呂と湯上りビールについて、お話ししました。第3回となる今回は、お部屋でいただいた絶品夕食とバーをご紹介します。
お部屋でいただくディナー
箱根吟遊では、夕食も朝食もお部屋食となっており、景色を眺めながらのんびりといただけます。
周囲を気にせずにゆっくりいただけるということだけでなく、感染症対策という点からもお部屋食はありがたいものです。お酒を飲みながらゆっくりいただくスタイルのようで、夕食はトータルで2時間以上かかりました。
今思うと、1品食べてから次のお料理がサーブされるまで10分以上待つこともあったので、もう少し早くサーブしてほしいとリクエストした方が良かった気がします。次に滞在する際は、忘れずにリクエストしてみよう。
ダイニングスペース
お食事はお部屋のダイニングスペースでいただきます。
こちらのダイニングは、寝室と扉で仕切られています。食事中にお布団を敷いていただいても気にならないので、仕切られたダイニングスペースはとても使いやすかったです。
夕食のご紹介
夕食は19時からいただくことにしました。
時間になると、係りの方が来てくださって、夕食が始まります。
まずは、お品書きから。
まずは、食前酒とホタテと長芋のミルフィーユをいただきます。
お皿にちょこんと乗っています。
長芋のふわふわした感じがおいしかったです。
そして、濃厚でとろっとした食前酒も、美味しいです。
続いては、前菜です。
西京焼きが大好きなので、とても嬉しい。
箱根吟遊の内装はバリ風なので、食事の盛り付けも少し派手な感じかと思いましたが、和な感じです。
次は、すっぽん沢煮椀。
金色の器とスープの色が一体となって輝いています。とても贅沢なお椀です。食器類へのこだわりを感じます。
こうして、見て楽しめるのも旅館のディナーの良いところ。
次は、お造り。
お造りってお酒を飲みながら、少しずついただくものでしょうか。
私はお酒をあまり飲めないので、パクパクとすぐに食べ終わってしまい、ここから長い待ち時間を過ごすことに・・・。
そして、やっと出てきたのがこちらの蟹おこわ。
ひと口でいってしまいそうになりますが、ここは時間をかけて。
でも、早く食べたい一心で写真を撮ったので、フォーカスがお皿に合ってしまいました。お腹が空いていたので、焦ってしまいました。
ここで、ふと思ったのですが、長時間かけて食べると、最初に食べたものが消化されるのか、いつまでもお腹が空いている状態になっていました。
次は、お鍋がやってきました。
出汁がおいしい。
あぶっているブリもおいしい。
出汁のうま味に感動したところで、「こちらの温石(おんじゃく)は熱くなっているので、お気をつけください。」と、温石焼の登場です。
「温石(おんじゃく)」という言葉を初めて聞き、何なのかわからず若干あせりました。
この温石は、熱々に焼かれているもので、この石を使って野菜やお肉を焼きます。急いで焼かないと、石が冷めてしまって焼けなくなるので少しあわてて焼きました。(最後のお肉がなかなか焼けなかった。)
自分でジュージューしながらいただくのもおいしいですね。
見ての通り、サシの入ったお肉ですので、少しでおなかがいっぱいになりました。
そして、お食事の最後は、炊き込みご飯とお味噌汁です。
金目鯛ご飯はおこげもおいしくいただきました。
私は、炊き込みご飯が大好きなので、香りも楽しみながらいただきました。
そして、最後はデザートでしめましょう。
デザートは、クリームあんみつ風のデザートでした。
お食事はどれもおいしかったけれど、派手な演出などは無く、正統派という感じです。
器も同様に正統派という感じです。
もう少しサプライズとなるような食材があっても良いような気もしましたが、、、日本一人気の旅館と聞いて、求めるものが高くなってしまっていたようです。
バーでお酒をいただきます
夕食に2時間以上かかってしまいましたが、食後はバーで少しお酒をいただくことにして、ラウンジ「明星」を訪れました。ここでは、シャンパンをいただきます。
ラウンジ「明星」はキャンドルが並べられ、しっとり大人なロマンチックな雰囲気を味わえるバーラウンジです。
こちらで、シャンパンのハーフボトルをいただきました。
普段、お酒はあまり飲まないのですが、今回は特別にいただくことに。以前は、シャンパンのハーフボトルがついているプランがJTBから出ていましたが、最近はなくなってしまって残念です。
ハーフボトルでほろ酔いになってしまいましたが、お酒を楽しむときは雰囲気が大切ですよね。
キャンドルに囲まれて、外ではライトアップされた森が美しくて、心地良い静けさで、ほっとできる空間でした。
シャンパンを楽しめたところで、箱根吟遊のお食事編は終了です。
静かに景色も食事を楽しみたいという希望を持って旅行をするのであれば、箱根吟遊は東京からも近く最適なお宿ですね。
次回は、箱根吟遊のスパでトリートメントを体験します。
コメント